塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします! 現場ブログ

屋根修繕の記事一覧

2025年7月5日 更新!
地震で瓦が壊れたら自分で直して大丈夫?DIYする場合の危険と対処法
地震で瓦屋根がずれたり落ちたりしたとき、「脚立もあるし、自分で直してしまおうか」と考える方は少なくありません。修理業者に依頼する前に少しだけでも…と思ってしまう気持ちもよく分かります。 しかし、こうした“軽い気持ち”による高所作業が、重大な事故につながるリスクをはらんでいることをご存じでしょうか? 実際、消費者庁の発表によれば、高所作業中の転落・転倒事故は2022年だけでも約5,000件報告されており、そのうち多数がDIY中の一般家庭で発生しています。中でも屋根まわりの作業はバランスを崩しやすく、重傷事故や最悪の場合は命にかかわる事態にもつながります。 この記事では、瓦屋根を自分で直すことの危険性や注意点、そして専門業者に依頼するメリットや費用面の考え方などを、現場経験豊富な立場から分かりやすく解説します。 「本当に自分で直して大丈夫?」と不安に思ったら、ぜひこの記事を参考にしてください。 瓦屋根を自分で直しても大丈夫? 結論からお伝えすると、瓦屋根のDIY補修はおすすめできません。 その理由は単に「難しそうだから」ではなく、安全性や仕上がり、後々のトラブル防止の観点から見て、専門的な知識と経験が必要な作業だからです。 地震などの自然災害後は、「業者に頼む前にとりあえず自分で応急処置を…」という方も多いのですが、瓦屋根の構造は非常に繊細で、1枚のズレや設置ミスがさらなる損傷を引き起こす原因になることもあります。 また、DIYで対応した後に保険申請をしようとしても、「修理済みの状態では被害が正しく評価できない」と判断され、補償が受けられなくなるケースも実際に起きています。 現場でも「最初は自分で直そうと思ったけど、高くて怖くて断念した」「応急処置のつもりが余計にひどくなってしまった」という声を多く耳にします。 安易に考えて作業を始める前に、本当にDIYで大丈夫かを冷静に判断することが大切です。 DIY修理で起こりやすい3つの危険 瓦屋根のDIY修理は、一見簡単そうに見えて実はさまざまな危険が潜んでいます。ここでは、実際の現場でも多く見られる「代表的な3つのリスク」をご紹介します。 1. 高所作業による転落事故 屋根の上は非常に危険な作業環境で、建築現場などの基準では「2メートル以上」が高所作業と定義されています。実際にはわずか1メートル程度の高さでも、転落の仕方によっては骨折や頭部外傷につながることがあり、決して油断できません。 瓦屋根の補修を行う場合、地上からの高さは通常2.5~3メートル以上がほとんどで、傾斜がある分バランスを崩しやすく、滑落のリスクも格段に高まります。 消費者庁の統計では、脚立や屋根からの転落事故は年間5,000件以上報告されており、中には命にかかわる重傷事故も少なくありません。 プロでさえも安全帯や足場を使って作業するほど、屋根の上は危険な場所です。たとえ「少しだけの補修」のつもりでも、高所作業に不慣れな方が安易に手を出すのは避けるべきでしょう。 2. 瓦の設置ミスによる再破損・雨漏り 瓦の設置には見た目以上に繊細な技術が求められます。1枚の瓦の位置や角度が少しでもズレると、全体の構造バランスが崩れ、強風時に瓦が飛散するリスクが高まります。また、瓦の下にある防水シートや桟木などの下地に問題がある場合、それに気づかずに上から瓦だけを戻しても、雨水が侵入しやすい状態のまま放置することになります。 特に地震のあとに瓦がずれている場合、その下の構造材も一緒に動いていたり破損していたりするケースが多く見られます。見た目だけを整えても、構造的な不具合を放置してしまい、結果として雨漏りや屋根全体の崩落につながる恐れがあります。これらを未然に防ぐためにも、専門家による点検が重要です。 3. 保険申請や補償のトラブル 地震や台風などの自然災害による瓦屋根の破損は、火災保険や地震保険の補償対象になることがあります。しかし、自分で修理を行ってしまった後では「被害の証拠がない」と判断され、申請が却下されるケースが少なくありません。 補償を受けるためには、破損箇所の写真・動画の記録、被害発生時の状況説明、適切な見積書などが必要です。プロの業者であれば、保険会社が求める形式に沿った資料作成や、鑑定時の立ち会いにも対応可能です。 一方、DIYで応急処置をしてしまうと、「被害箇所が不明瞭」「修理の履歴が残らない」といった理由で、保険金が支給されない、もしくは減額されるといったトラブルが発生しやすくなります。大切な補償を無駄にしないためにも、まずは修理前にプロに相談するのが賢明です。 以上のように、瓦屋根のDIY修理は、費用や手間を節約するつもりが、結果として「高くつく」危険性があることを知っておいてください。 プロに任せたほうが安心な理由 瓦屋根の修理は、専門業者に依頼することで多くのメリットが得られます。DIYでは対応しきれないリスクを回避し、確実で長持ちする施工を実現するためにも、プロの力を借りる選択は非常に合理的です。 1. 安全な作業体制と専用機材 私たち専門業者は、安全帯や足場などの安全対策を万全に整えたうえで作業を行います。高所作業に慣れていない方に比べ、事故のリスクを大幅に軽減できます。 2. 瓦の状態を正確に診断できる 表面のひび割れだけでなく、下地材の傷みや防水シートの劣化など、目に見えない部分までしっかりと確認し、必要に応じて部分補修・全体補修を適切に判断できます。 3. 補修の質が高く、長持ちする 瓦の固定や目地の処理、漆喰の補修などは経験が仕上がりに大きく影響します。プロによる施工は見た目もきれいで、耐久性も確保され、長期的に安心です。 4. 保険対応に慣れている 地震や台風による被害の場合、火災保険や地震保険の適用が期待できます。プロであれば、見積書や被害写真の提出など、申請に必要なサポートも行えるため、補償を受けやすくなります。 費用はかかるかもしれませんが、その分、事故のリスクや再修理のコストを防げるため、結果的にコストパフォーマンスが良くなることがほとんどです。 応急処置をするなら気をつけたい点 どうしても今すぐ雨の侵入を防ぎたい、業者が来るまでに最低限の処置をしておきたい――そんなときに、応急的に自分で対処することもあるかもしれません。 その際は、無理のない範囲で「安全第一」を最優先にした対応を心がけてください。 1. 絶対に屋根の上には登らない たとえ部分的なズレだけに見えても、屋根に登る行為自体が非常に危険です。傾斜や瓦の滑りやすさは、想像以上に転落のリスクを高めます。屋根に登らず、地上や脚立など安全な範囲でできることに留めましょう。 2. ブルーシートを使うなら固定をしっかりと 雨漏りが心配な場合、応急処置としてブルーシートをかける方法があります。ただし、風にあおられて飛ばされることがないよう、重しやガムテープではなくロープや土嚢でしっかり固定することが重要です。脚立を使用する場合も、必ず2人以上で作業し、安全を確保しましょう。 3. 被害箇所の写真を撮っておく 保険申請のためにも、補修前の被害状況をしっかりと記録しておくことが大切です。破損した瓦、ズレの程度、水の侵入箇所など、さまざまな角度から複数枚の写真を残すようにしましょう。 4. 作業は最低限にとどめ、専門業者へ連絡を あくまでも応急処置は一時的な対応です。自分で直そうとせず、状態が落ち着いたらできるだけ早く専門業者に相談し、正式な点検と修理を依頼することが最善策です。 応急処置は“時間稼ぎ”に過ぎません。安全と資産を守るためにも、無理をせず適切な対応を取りましょう。 瓦修理は安全・確実な選択をしよう 瓦屋根の修理は、一見「ちょっとした作業」に見えるかもしれませんが、実際には高所での危険な作業と、構造への理解を必要とする高度な作業が伴います。地震や台風の被害後は、早く直したいという気持ちからつい自分で何とかしようと考えてしまいがちですが、それがかえって被害を悪化させたり、重大な事故につながったりするリスクがあります。 「屋根に登らずに済んでよかった」「プロに頼んで安心できた」といった声は、私たちが日々の現場でいただくご感想の中でも特に多いものです。安全性、仕上がりの質、保険対応など、すべての面で専門業者へ依頼するメリットは大きく、結果的にコストパフォーマンスも良くなります。 もし瓦のズレや破損に気づいたら、まずは無理をせず、現状の写真を撮っておくだけでも十分です。そのうえで、信頼できる業者に状況を見てもらい、適切な処置を相談してみましょう。 大切な住まいとご自身の身を守るために、「安全・確実」を優先した判断が何より大切です。 まとめ 地震や台風で瓦屋根が壊れてしまったとき、自分で直そうとする前に、安全面・施工品質・保険対応のリスクをよく理解しておくことが大切です。 無理をせず、正しい手順で対処することで、大切な住まいとご自身の命を守ることができます。 最後までお読みいただき、ありがとうございました! 屋根の点検・修理はプロにお任せください 弊社では、地震や風災による瓦屋根の破損に対し、現地調査・補修提案・保険申請サポートまで一括で対応可能です。 「自分で直すべきか悩んでいる」「とりあえず現状だけ見てほしい」といったご相談も歓迎しています。 ▶【無料点検を申し込む】
阿見町外壁のメンテナンス

続きはこちら

2025年7月3日 更新!
台風による屋根外壁の被害に火災保険は使える?適用条件や費用相場を解説
「台風のあと、屋根や外壁にひび割れや剥がれが…これって火災保険で直せるの?」 そんな疑問を持つ方は少なくありません。実際、私たち外壁塗装の現場でも、台風後に修理依頼をいただく中で「火災保険が使えるか教えてほしい」といったご相談が非常に多くあります。 この記事では、外壁塗装のプロとして、台風による屋根や外壁の被害に火災保険が適用される条件や補償の範囲、修理にかかる費用の相場まで、現場目線でわかりやすく解説します。 火災保険を正しく活用できれば、自己負担を大幅に減らすことも可能です。ぜひ最後までご覧いただき、ご自身のケースに役立ててください。 台風で屋根や外壁が壊れたら? 台風で屋根や外壁が破損した場合は、できるだけ早く現状を確認し、スマートフォンなどで写真を撮るなど記録を残しておくことが重要です。 というのも、自然災害による損傷は時間が経つと補修跡や経年劣化と見分けがつきにくくなり、火災保険の申請時に「台風による被害」として認められにくくなるケースがあるためです。 私たちの現場でも、「瓦が飛んだ」「雨樋が外れた」「サイディングにヒビが入った」といった問い合わせをよくいただきます。なかには「しばらく様子を見ていたら被害が分かりにくくなり、保険が適用されなかった」というケースもあるのです。 被害があるか分からなくても、念のために写真を撮っておくことが、後の保険申請の助けになります。心配な方は、塗装業者や保険の担当者に点検を依頼するのも良いでしょう。 火災保険が適用される条件とは 火災保険は、火災だけでなく「風災」による建物の損傷にも適用される場合があります。台風による屋根や外壁の被害も「風災」として補償対象となることが多いのですが、いくつかの条件を満たす必要があります。 まず、被害の原因が台風などの自然災害であることが明確である必要があります。加えて、「経年劣化や施工不良が原因でないこと」も保険適用の重要なポイントです。つまり、同じ破損でも、老朽化によるものであれば保険は下りません。 また、保険会社によっては「被害額が20万円以上であること」など、補償対象になるための最低基準が設けられている場合もあります。さらに、保険金請求には原則として被害発生から3年以内という期限があるため、気づいたらすぐに動くことが大切です。 火災保険の契約内容や補償範囲は契約ごとに異なります。自分の保険がどこまでカバーしているのか、不明な点があれば保険証券を確認し、必要であれば保険会社や代理店に問い合わせてみましょう。 補償範囲と修理費用の相場を解説 台風による屋根や外壁の損傷に対して火災保険が適用される場合、どこまで補償されるのか、また修理費用はどの程度かかるのかは、多くの方が気になるポイントです。 一般的に火災保険の補償範囲は、「屋根の瓦やスレートの飛散・破損」「外壁のひび割れ・剥がれ」「雨樋の破損」などが対象となります。場合によっては、屋根の下地材や外壁の内部が水漏れなどで損傷していた場合も補償されることがあります。 修理費用の相場については、被害の程度や建物の構造によって大きく異なりますが、以下はあくまで一般的な目安です。 屋根の部分補修(瓦の交換など):5〜20万円程度 屋根全体の葺き替え:80〜150万円程度 外壁の一部補修・塗装:10〜50万円程度 外壁全体の塗装:80〜120万円程度 これらの費用のうち、火災保険で認められた損傷部分については、原則として実費で補償されるケースが多いです。ただし、「修理費用が補償額の上限を超える」「免責金額が設定されている」など、契約内容によっては全額カバーされないこともあるので注意が必要です。 現場での経験上、見積書の内容や写真の添付がしっかりしていれば、スムーズに保険金が下りることが多い印象です。不安な方は、火災保険対応に慣れた業者に相談するのもおすすめです。 申請時の注意点とよくある失敗例 火災保険の申請では、いくつか注意すべきポイントがあり、手続きを間違えると保険金が下りないこともあります。ここでは、現場でよく見かける失敗例を交えて解説します。 まず注意したいのは、「被害発生から申請までの期間」です。火災保険には原則として「3年以内に申請する」という時効があるため、後回しにしていると申請自体が認められなくなることがあります。 また、被害状況を証明する写真や、修理前後の状態を比較できる資料が不十分な場合、保険会社に「因果関係が不明」と判断されてしまうこともあります。 現場でよくある失敗は、「すでに修理をしてしまってから申請するケース」です。補修後は被害の確認が難しくなり、写真だけでは判断材料が不足してしまうため、修理前に必ず保険会社または専門業者に相談するようにしましょう。 さらに、「見積書の内容が曖昧で詳細が不足している」場合も、審査が長引いたり減額されたりする原因になります。保険対応に慣れている業者であれば、適切な表現や必要な項目を押さえた見積書を作成してくれるので安心です。 申請の準備はできるだけ慎重に、かつスピーディーに行うことが、保険金を確実に受け取るための鍵です。 台風被害は火災保険で備えるべき理由 台風による屋根や外壁の被害は、年々増加傾向にあります。特に近年の台風は勢力が強く、突風や豪雨によって住宅の一部が破損するケースも珍しくありません。 このような自然災害による被害はいつ誰の身に起きてもおかしくなく、予測や防止が難しいからこそ、万が一に備えて火災保険をうまく活用することが重要です。 火災保険に加入していれば、突発的な修理費用を自己負担せずに済む可能性があります。特に、屋根や外壁の損傷は修理費が高額になりやすく、保険を使うことで家計へのダメージを最小限に抑えることができます。 また、保険を活用することで「どうせ壊れたから」と放置していた被害を早めに対処でき、二次被害や劣化の進行を防ぐことにもつながります。現場でも、「もっと早く相談しておけばよかった」と後悔されるお客様が少なくありません。 大切なのは、保険の内容を正しく理解し、必要なときに適切な手続きを踏むこと。信頼できる業者と連携しながら進めれば、初めての方でも安心して対応できます。 まとめ 台風による屋根や外壁の損傷は、火災保険を活用することで修理費用の負担を大きく軽減できます。被害の早期発見と正確な申請がカギとなるため、万が一のときに備えて知識を持っておくことが大切です。 最後までお読みいただき、ありがとうございました! お問い合わせ・ご相談はこちら 弊社では、火災保険を活用した外壁・屋根の修理相談を無料で承っております。 「火災保険が使えるか知りたい」「申請に不安がある」という方は、お気軽にお問い合わせください。 ▶【無料相談はこちら】
外壁塗装の費用

続きはこちら

2025年7月3日 更新!
地震による屋根の破損や外壁のヒビ!地震保険の条件と修理費相場も解説
「地震のあと、屋根がずれていたり、外壁にヒビが入っていたり…これって補償されるの?」 そんな疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。特に地震は突然起こるため、修理費用の準備も難しく、悩んでしまう方が少なくありません。 この記事では、外壁塗装の現場で多くの相談を受けてきた立場から、地震による屋根や外壁の被害に対して地震保険が使えるかどうか、保険が適用される条件や修理費用の相場について、分かりやすく解説します。 最近また地震が増えてきていますので、いざという時の参考になりましたら幸いです。ぜひ最後までご覧ください。 地震で屋根や外壁が壊れたらまず確認すべきこと 地震のあとに屋根の瓦がずれていたり、外壁にヒビや剥がれが見つかった場合は、まず被害状況を落ち着いて確認し、写真で記録を残しておくことが大切です。地震保険の申請においては、被害の証拠が非常に重要になるため、現状の状態を撮影しておくことで後の手続きがスムーズになります。 現場でも、「いつの間にかヒビが入っていた」「揺れのあとに外壁の塗膜が浮いていた」といった相談をよく受けますが、その場で写真を撮っていないために、申請が難しくなってしまうケースがあるのが実情です。 また、安全確認も忘れてはいけません。特に屋根まわりは落下物や瓦のズレなどで危険が伴います。自分で登らず、可能であれば業者や専門家に調査を依頼するのが安心です。 地震による建物の損傷は、すぐに直さずに放置すると雨漏りや構造の劣化を招くリスクもあるため、早めの確認と対応を心がけましょう。 地震保険が適用されるための条件とは 地震による建物の損傷が見つかったからといって、すぐに地震保険の対象になるとは限りません。実際に保険が適用されるには、いくつかの明確な条件を満たす必要があります。 まず大前提として、加入している火災保険に「地震保険特約」が付帯されていることが条件です。地震保険は火災保険とセットでしか契約できないため、火災保険のみでは補償されません。 次に、被害の程度が保険会社の定める基準に達しているかも重要です。多くの場合、以下の3つの損害認定区分のいずれかに該当する必要があります。 全損(建物評価額の50%以上が損害):保険金全額支給 大半損(30%以上50%未満):保険金の60% 小半損(20%以上30%未満):保険金の30% つまり、例えば外壁に少しヒビが入った程度では「損害の割合が足りない」と判断され、保険金が出ない可能性もあります。 また、建物と家財の補償は別契約となっているため、屋根や外壁の補修には「建物」に関する補償が必要です。 現場でお客様にアドバイスする際も、「補償されるかどうかは写真や見積もりと合わせて判断される」という点を丁寧にご説明しています。 屋根修理や外壁補修の費用相場を紹介 地震による屋根や外壁の損傷は、見た目以上に被害が広がっていることがあり、修理には思った以上の費用がかかるケースがあります。ここでは、現場の経験をもとに、一般的な補修費用の相場を紹介します。 まず屋根修理の相場ですが、以下のような費用感が一般的です: 瓦の部分補修:5〜15万円程度 棟板金の交換:10〜25万円程度 屋根全体の葺き替え:80〜150万円程度 外壁については、ヒビ割れや剥離の補修が中心となります。 外壁の部分補修:10〜30万円程度 クラック(ひび割れ)補修+塗装:20〜50万円程度 外壁全体の塗り替え:80〜120万円程度 これらの金額はあくまで目安であり、建物の規模や材質、被害の程度によって前後します。地震保険で補償される場合、実際に発生する費用よりも定額支給となるケースも多いため、「保険金=全額カバーされる」とは限りません。 そのため、まずは信頼できる業者に現地調査を依頼し、詳細な見積もりを取ることが大切です。当社でも、保険対応を想定した調査・見積もりを行っておりますので、お気軽にご相談いただけます。 申請時によくあるミスと注意点 地震保険の申請は書類や証拠が必要で、初めての方には少しハードルが高く感じられるかもしれません。実際、現場でも「これをやっておけばよかった」と後悔するケースがよくあります。ここでは、申請時によくあるミスと注意点をご紹介します。 まず最も多いのが、「すでに修理してしまってから申請を始める」パターンです。地震保険は“被害を証明できる”ことが前提となるため、修理前の状態を写真で記録しておかないと、補償の対象外になることがあります。 次に、「写真の撮り方が不十分」という問題もよくあります。ぼやけた写真、全体が写っていない写真、被害箇所が分かりにくい角度などは、保険会社の判断材料として不十分です。撮影時は、遠景と近景をセットで、建物全体のバランスが分かるように意識するとよいでしょう。 弊社ではドローンによる航空撮影も行っているため、通常では撮影の難しい屋根の細かい部分も足場の設置なしで撮影可能です。 転落リスクや余計なコストが掛からないため、お気軽にご相談ください。 また、「見積書の内容が曖昧」な場合も注意が必要です。損傷箇所の説明や数量、単価が記載されていない簡易的な見積書では、保険会社から修正を求められたり、認定額が下がることがあります。 保険申請は早めの行動と、正確な証拠提出が鍵です。不安な方は、地震保険対応に慣れた業者に相談すると安心です。 地震対策として地震保険を活用するべき理由 地震は突然発生し、建物に大きなダメージを与える自然災害のひとつです。日本に住む限り、完全に避けることはできないリスクだからこそ、「地震保険に加入しておくこと」が安心の備えになります。 実際、地震による屋根や外壁の被害は、見た目以上に深刻なことが多く、補修費用も決して安くありません。たとえば、屋根の葺き替えや外壁塗装のような大規模修繕では、100万円以上の費用がかかることもあります。そうした費用を自費でまかなうのは現実的に厳しいという方も多いはずです。 そこで地震保険を活用すれば、被害の程度に応じた保険金が支給され、経済的な負担を大きく軽減できます。また、保険金を活用して早めに修理を行うことで、雨漏りや構造劣化といった“二次被害”の予防にもつながります。 現場でも「備えておいて本当によかった」と言われることが少なくありません。 まだ加入していない方は今のうちに契約内容を確認し、すでに加入している方はどのようなときに使えるのかを知っておくことをおすすめします。 まとめ 地震による屋根や外壁の破損は、想像以上に修理費がかかるケースが多いため、地震保険を活用することで経済的な負担を大きく軽減できます。 被害の確認や保険の申請は早めの行動がカギです。最後までお読みいただき、ありがとうございました! お問い合わせ・ご相談はこちら 弊社では、地震保険を活用した屋根・外壁の調査・修理に対応しております。 「保険が使えるか判断してほしい」「申請の手順を教えてほしい」といったご相談も無料で承ります。 ▶【無料相談はこちら】

続きはこちら

2024年5月6日 更新!
台風被害で困った時こそ火災保険!屋根・外壁の補修費用活用事例
こんにちは!ハウスメイク牛久 土浦店です。 台風シーズンが到来すると、今年はどんな被害が出るのかと心配されている方も多いのではないでしょうか。 近年は異常気象の影響もあり、台風による被害が拡大しています。強風や豪雨によって、屋根や外壁だけでなく、家全体に大きな被害をもたらす可能性があります。 大切な家を守るために、事前にしっかりと備えておくことが重要です。 そこで今回は、台風被害で困った時に役立つ火災保険について、屋根・外壁の補修費用活用事例を交えながら詳しく解説します。 火災保険ってどんな保険? 火災保険は、火災による損害を補償する保険です。しかし、実は火災以外にも、風災、雪災、洪水、雹災、落雷による損害も補償されることが多いのです。 つまり、台風被害によって屋根や外壁が破損した場合も、火災保険で補償される可能性があるということです。 火災保険で屋根・外壁の補修費用を補償できる? 台風被害で屋根や外壁が破損した場合、火災保険で補償されるかどうかは、いくつかの条件を満たす必要があります。 保険契約時に風災保険特約に加入していること、破損が風災によるものであること、破損状況が保険約款で定められた損害額に達していること、これらの条件を満たしていれば、火災保険で屋根や外壁の補修費用を補償することができます。 まずは加入している保険内容を確認しましょう。 屋根や外壁の破損は下記の破損が補償対象になります。 物理的な飛来物や土砂崩れによって屋根や外壁が破損した場合 台風による雨漏りが起こった場合 台風による強風で雨樋や金属部分が壊れた場合 台風による洪水で浸水被害があった場合 火災保険で屋根・外壁の補修費用を補償してもらうためのポイント 火災保険で屋根や外壁の補修費用を補償してもらうためには、以下の3つの点に注意して行動します。 被害状況を写真で記録しておく 修理業者に修理見積もりを取っておく 保険会社に速やかに連絡する 被害状況を写真で記録しておくことで、保険会社に被害状況を正確に伝えることができます。 また、修理業者に修理見積もりを取っておくことで、保険金請求に必要な資料となります。 さらに、保険会社に速やかに連絡することで、スムーズに保険金請求を進めることができます。 火災保険で屋根・外壁の補修費用を補償してもらった事例 事例1:台風被害で瓦が飛散 Aさんの家は、台風被害によって多くの瓦が飛散し、屋根全体に大きな被害を受けました。Aさんは火災保険に加入しており、風災保険特約にも加入していました。Aさんは、被害状況を写真で記録し、修理業者に修理見積もりを取った上で、保険会社に連絡しました。保険会社はAさんの被害状況を確認し、修理費用の70%を支払いました。 事例2:台風被害で外壁が破損 Bさんの家は、台風被害によって外壁が破損し、雨漏りが発生しました。Bさんは火災保険に加入しており、風災保険特約にも加入していました。Bさんは、被害状況を写真で記録し、修理業者に修理見積もりを取った上で、保険会社に連絡しました。保険会社はBさんの被害状況を確認し、修理費用全額を支払いました。 屋根・外壁の補修費用が火災保険で補償されない事例 火災保険は、火災だけでなく、風災、雪災、雹災、水災などの自然災害による建物の被害を補償する保険です。 しかし、すべての屋根・外壁の補修費用が火災保険で補償されるわけではありません。 火災保険で補償されない事例として、以下のようなものがあります。 1. 経年劣化による損害 経年劣化による屋根や外壁の損害は、火災保険の補償対象ではありません。経年劣化とは、時間経過によって建物が自然に劣化していくことを指します。具体的には、以下のようなものが経年劣化による損害に該当します。 外壁の塗装の剥がれや色あせ 屋根の瓦のズレや破損 雨樋のサビや腐食 2. 故意または重大な過失による損害 故意または重大な過失によって発生した屋根や外壁の損害は、火災保険で補償されません。 3. 免責金額以下の損害 火災保険には、免責金額と呼ばれる一定の金額が設定されています。免責金額とは保険金請求時に自己負担する金額で、一般的には20万円とされているケースが多いです。 被害額が免責金額以下の場合は火災保険金は支払われません。 4. 保障範囲外の損害 火災保険には、建物や家財に関するさまざまな補償が用意されていますが、すべての損害が補償されるわけではありません。保険契約約款で定められている保障範囲外の損害は、火災保険で補償されません。 火災保険で補償されるかどうか判断が難しい場合は一度リフォーム業者に相談してみてください。 ハウスメイク牛久では、火災保険の適用範囲に詳しいスタッフがおりますのでご相談いただきましたら保険について詳しくサポートいたします。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓  ハウスメイク牛久 土浦店へのお見積り・ご相談はお電話またはWebから! 台風被害で困った時こそ火災保険まとめ 台風被害で屋根や外壁が破損した場合、火災保険で補償される可能性があります。火災保険で屋根・外壁の補修費用を補償してもらうためには、いくつかの条件を満たす必要があり、また、いくつかのポイントに注意する必要があります。 台風シーズン到来前に、火災保険に加入しているかどうか確認し、風災保険特約に加入しておきましょう。また、台風被害を受けた場合は、速やかに保険会社と地元のリフォーム業者に連絡することをおすすめします。 台風被害はハウスメイク牛久にご相談ください。 火災保険に関する無料相談を受け付けております。茨城県にお住まいの方には安心・丁寧な対応と、豊富な経験を持つ職人が責任をもって施工させていただきます。 茨城県外のお客様には、豊富な経験と実績を持つ修理業者を紹介させていただきます。

続きはこちら

2023年2月14日 更新!
屋根葺き替え カバー工法がいいぞ! 美観も耐久性も塗装を凌ぐ!
こんにちは ハウスメイク牛久 WEB担当の猫三郎でございます。 昨年リフォームした2階の部屋で大好きなニトリ家具に囲まれ、大型TVでNet Flixの韓国ドラマを毎日見ておりました。 年も60歳になってきて視力が減退しています。そこで日々のパソコン業務も「ブルーライト軽減の眼鏡」をかけるようにして一生懸命書いております。   さて本日のお題は 屋根葺き替え工事  です。 上記画像は10年足らずでセメントの圧縮した瓦が剥離してしまった画像なのです。(ノンアスベスト初期の時代の製品:パミールやコロニアルNEOと呼ばれる製品)おのずと改修工事となります。塗装不可。屋根の葺き替えとなります。カバー工法(既存瓦の上に防水紙を貼りガルバニウム鋼板の屋根材を葺きます。しかしあまりにも既存瓦の状態が悪い場合は、撤去してから新規に屋根材を葺き替えます。この場合はガルバニウム鋼板の屋根材以外の瓦を選択することが可能です。工事費用としてはガルバニウム鋼板の屋根材が一番安くすむことが多いです。 ▼画像は瓦の上からカバー工法で葺き替えした時の様子。 ▼画像はガルバニウム鋼板(フッ素樹脂タイプ)を張り上げ下がり棟の貫板を付けたときの様子。 ▼画像は本棟の施工。本棟の場合は金属下地を使っています。(弊社の独自の方法)金属下地は安定した固定と木の下地と違って長持ちするので安心できます。 ▼画像は本棟に取り付けた換気棟です。既存の瓦が換気棟でしたので。   ★工期も短く生活に支障もないのでカバー工法が葺き替えはお勧めですね。仮設から葺き替え、仮設足場解体まで5日程度で完工できます。(形状・大きさにもよります) 概算費用 一例   既存屋根:コロニアル 施工方法:カバー工法 使用資材:アイジー工業のスーパーガルテクトフッ素(耐久年数目安30年以上) 屋根面積90㎡    寄棟    雪止めはあり 総額:150万円(税別)外壁塗装と同時にできれば足場費用分が負担減となります。   アイジー工業の「スーパーガルテクト」はことらを参照 ニチハの「横暖ルーフシリーズ」はこちらを参照 LIXILの「Tルーフ」はこちらを参照 株式会社ルーフタイルグループジャパンの「デクラ屋根システム」はこちらを参照   工場・倉庫の塗装提案 ハウスメイク牛久は大型物件に定評がありとても親切な料金システムで担当者様から喜ばれています。アパート経営のオーナー様も一度工事をお願いしたら次も必ずというほど信頼されています。 お問い合わせはこちら↓↓↓ 無料見積り・無料診断の依頼はこちら 屋根のドローン点検などのお申込みもどうぞこちらから、もちろん無料で行うことができます。 ショールーム紹介はこちら 土浦市最大級!ショールームオープン! 屋根材、塗料の見本など豊富にそろっております。コロナ対策もバッチリです。 土浦市の施工事例はこちら 土浦市の外壁塗装&屋根工事なら、 土浦市で数少ない自社職人在籍のハウスメイク牛久にお任せください! 土浦市で創業32年、累計施工実績6,000件以上!HPで施工事例を公開中! お得な塗装メニューはこちら 塗料の詳細はこちら 多重ラジカル制御形無機塗料 職人・スタッフ紹介はこちら 無料見積り・無料診断の依頼はこちら

続きはこちら

2023年2月13日 更新!
屋根の塗装、葺き替え どちらがベストチョイスなのか。専門店の極意
こんにちは、ハウスメイク牛久土浦支店WEB担当のSAIZOです。 ここ数日私の第2の仕事「ドローン調査」が週に4~5回予約されています。屋根の劣化から雨漏りすることも少なくないため台風シーズンには依頼が多くなるようです。弊社では土浦支店と牛久本店にそれぞれドローンを用意しております。飛行の申請、許可は取っております。便利なドローンではありますが欠点がないわけではありません。 ドローン調査のいいところ、欠点などは下記の通り。 ★ドローン調査の利点 ・段取りがすぐに組める。(職人や梯子などの準備、日程の調整がいらない) ・調査時間が短い。(15分程度) ・敷地の中に入らないで調査ができる。(留守であっても可能) ・屋根の全体の形状がとりやすい。 ・屋根を踏まないので割れたりすることがない。 ・調査費が無料。 ★ドローン調査の欠点 ・屋根の浮きや小さなずれなどは発見しにくい。 ・その場での応急処置などができない。(釘を打ったり、ズレを直したり、緊急の養生など)   屋根のメンテナンスとしてカバー工法が好まれる理由 ・最近では屋根の塗装ではなく、その後の手入れの心配がないという理由で屋根の葺き替えが多くなっています。屋根の葺き替えは古い瓦を撤去して新たに瓦を敷設する方法と、既存の瓦の上から敷設する「カバー工法での葺き替え」という方法があります。重たい瓦の場合にその上からカバー工法で葺き替えることも可能ですが、住宅の躯体への負担が大きくなるのであまり好ましくないと思われます。 ・既存の瓦がアスベスト含有の古いタイプの場合も(コロニアルと呼ばれるタイプ)、撤去する作業や廃棄処分費などを考えると得策とは思えません。その場合は既存瓦の上にルーフィング(防水紙)を貼り、ガルバニウム鋼板(軽量タイプ)の屋根材を葺きます。処分や手間を考えるとこの方法がコスト的にもベストだと思います。 ・スレート系瓦(コロニアルと呼ばれている)の強度の低下。アスベスト含有率が大幅に下がってからの瓦が塗装でメンテナンスができないという事例が多発。 ・カバー工法での施工は耐久性や機能性が高いため、何度も塗装するならばカバー工法での葺き替えを選ぶケースが多くなっている。 ・施工性もよく、生活しながら工事ができる。1週間程度の工期で完成できる。 屋根カバー工法のデメリット ・カラーが限られる。 ・工事費がかさむ(塗装に比べると一時的出費が高くつく) 屋根葺き替え(カバー工法)推奨商品 ・ニチハ    横暖ルーフシリーズ 国内需要でもっとも多く出回っている屋根材。現在はフッ素塗装のシリーズが手に入りにくい状態。 ・アイジー工業    スーパーガルテクトシリーズ 2番手の需要と言えるシリーズだが同じくフッ素のタイプが生産を見合わせている。 ・LIXIL     Tルーフシリーズ 落ち着いた雰囲気が魅力のひとつ。30年の製品保証も魅力。 ・ルーフタイルグループジャパン     デクラ(DECRA)ルーフィングシステム Tルーフ同様、落ち着いた雰囲気の屋根材で天然石がしっかりとガードしてくれる。雪止めも不要と言える。   何故金属が選ばれるのか(アイジー工業資料へジャンプ)   弊社では常日頃から地域の皆様に安心して利用してもらえるように、「市民講座・塗装勉強会(無料)」などを開催し施主様にも予備知識を持っていただけるよう努力しています。完全予約制のため、電話または専用フォームから御予約下さい。         工場・倉庫の塗装提案 ハウスメイク牛久は大型物件に定評がありとても親切な料金システムで担当者様から喜ばれています。アパート経営のオーナー様も一度工事をお願いしたら次も必ずというほど信頼されています。 お問い合わせはこちら↓↓↓ 無料見積り・無料診断の依頼はこちら 屋根のドローン点検などのお申込みもどうぞこちらから、もちろん無料で行うことができます。 ショールーム紹介はこちら 土浦市最大級!ショールームオープン! 屋根材、塗料の見本など豊富にそろっております。コロナ対策もバッチリです。 土浦市の施工事例はこちら 土浦市の外壁塗装&屋根工事なら、 土浦市で数少ない自社職人在籍のハウスメイク牛久にお任せください! 土浦市で創業32年、累計施工実績6,000件以上!HPで施工事例を公開中! お得な塗装メニューはこちら 塗料の詳細はこちら 多重ラジカル制御形無機塗料 職人・スタッフ紹介はこちら 無料見積り・無料診断の依頼はこちら  

続きはこちら

2023年2月12日 更新!
屋根のメンテナンス 注意点 土浦市NO.1 ハウスメイク牛久 土浦支店
【スレート屋根】長持ちさせるメンテナンス方法と注意点 日頃なかなかしっかりと見る機会のないご自宅の屋根ですが、太陽の紫外線や雨風を直接受け、日々劣化が進んでいます。「どうせ見えないから」とほうっておけば、雨漏りや建物内部の腐食など、家全体の劣化を急速に早めてしまう恐れがあります。今回は、屋根材種類別で見るメンテナンスの注意点【化粧スレート編】として、大切なお住まいを守るスレート屋根のメンテナンス方法や注意点について解説します。 目次 新築戸建て住宅の採用率が最も高いスレート屋根 スレートとは 化粧スレートはメンテナンスが必要 メンテナンス時の注意点 屋根という厳しい環境に耐えうる塗料選びが重要 塗装をおすすめしないスレートもある スレート屋根の塗り替え以外のメンテナンス方法は? 葺き替えとは カバー工法とは おわりに 新築戸建て住宅の採用率が最も高いスレート屋根 屋根材の種類は、大きく分けてスレート、粘土瓦、セメント瓦、金属系、シングル材に分けられます。 その中でもスレート屋根は新築戸建てでの採用比率が高く、およそ30%を占める人気の屋根材です。 ※出典:住宅支援機構 フラット35住宅仕様実態調査報告(平成29年度) スレートとは スレートにはいくつか種類がありますが、ここでは一般的に多く使われている化粧スレートについて解説します。化粧スレートはセメントと繊維材料を混ぜて製造される屋根材で、かつては天然繊維の石綿(アスベスト)を繊維材料として使用していましたが、現在では法律の改正と人体や環境への配慮から人工繊維が使われており、アスベストは使用されていません。コロニアルやカラーベストなどの商品名で呼ばれることもありますが、いずれも同じ屋根材のことを指しています。人気の理由としては導入コストが安い、デザインが豊富、軽量で耐震性が高い、普及率が高いため多くの業者が施工できる。などが挙げられます。 化粧スレートはメンテナンスが必要 人気が高い一方で、化粧スレートは粘土瓦のようなメンテナンスフリーに近い製品と違い、定期的なメンテナンスが必要な屋根材です。なぜなら、化粧スレート自体には防水性がありません。そのため、工場生産時に塗装をすることで塗膜による防水性を付加しています。当然ですが、紫外線や風雨にさらされることにより塗膜は劣化していきます。そして徐々に防水性が失われていきます。ですので、再塗装(塗り替え)をして再度防水性を高める必要があるのです。もし塗装によるメンテナンスを行わなければ、スレート瓦が水分を含むようになり藻や苔が発生しやすくなります。 それだけでなく、水分を吸って膨張、乾燥して収縮を繰り返すことで浮きや反りが発生し、割れや欠けが起きやすくなります。最悪の場合は雨漏りにつながりますので、スレート瓦の塗り替えは定期的に行うことをおすすめします。新築から10年前後が最初の塗り替えの目安になりますが、立地や環境によってはもっと早い時期に劣化の症状が出ることもありますので、定期的な点検を行いメンテナンス時期を把握しておきましょう。 メンテナンス時の注意点 化粧スレートに塗装する際には塗膜の縁切りを必ず行う必要があります。縁切りやタスペーサーを使用しないと雨漏りが発生してしまう可能性があるからです。 縁切りやタスペーサーについてはこちらの記事で詳しく説明しています。 雨漏りの原因に!スレート屋根には欠かせない「縁切り」とは? 近年、日本の多くの住宅の屋根材として採用されている「化粧スレート」コストパフォーマンスに優れた屋根材ですが、塗装メンテナンスをする際「縁切り」という作業が非常に重要になってきます。この作業を省いてしまうと雨水の排水が正常に行われず... 屋根という厳しい環境に耐えうる塗料選びが重要 また、太陽の熱を直接受ける屋根は日射量が多く、降雨や積雪などの影響も受けるなど外壁に比べ厳しい環境条件に晒されています。そのため屋根塗装に遮熱性や断熱性などの機能性塗料を選ぶ方も多くいらっしゃいますが、それらの機能は厳しい環境条件に耐えうる塗膜が活きていてこその機能です。ですので、耐候性、耐久性を重視した塗料や色選びが重要となります。屋根塗装の塗料を選ぶポイントについてはこちらの記事で詳しく説明しています。 屋根・外壁塗装に同じ塗料はNG ? 「屋根用耐候性強化色」ならOK! お住まいの塗り替えを検討し、情報収集をされていく中で「屋根と外壁は異なる塗料で塗ったほうが良い」という記事やコラムを目にした方もいらっしゃるのでないでしょうか。なぜそのように言われているのでしょう。今回、その理由を塗料メー... また、遮熱塗料の性能を長期的に維持する4工程塗装についてはこちらの記事で詳しく説明しています。 【外壁塗装の新常識】シリコン塗料が20年以上もつ塗装工法「保護コーティング」とは? アクリル塗料やウレタン塗料が外壁塗装に使われることがほとんどなくなった現在、住宅塗装に使われる塗料の主流といえばシリコン塗料になります。塗装業者のプランにも「シリコン塗装パック」や「シリコン塗装プラン」がお手軽な基本プラン... 塗装をおすすめしないスレートもある 化粧スレートの塗装によるメンテナンスの必要性について説明しましたが、中には塗装をおすすめしない製品もあります。 具体的には パミール(ニチハ株式会社) アーバニーグラッサ(株式会社クボタ/現・ケイミュー株式会社) セキスイかわらU(セキスイルーフテック/現・積水屋根システム株式会社) などです。パミールはノンアスベスト屋根材の先駆けとして、その他の製品はアスベストの使用規制に合わせてアスベストの含有量を減らしていき、最終的にはノンアスベストでの製造に至った製品ですが、結果的にメーカー側が想定する強度を得ることができず、屋根材の割れや表面層が剥がれなど、さまざまな不具合が発生しています。 これらを「塗装ができない屋根材」として注意喚起する記事やサイトをよく見かけますが、割れや剥がれなどがなく、軽度の劣化であれば塗装メンテナンスすることはできます。 ですが、前述のタスペーサーを入れにくい形状であったり、強度が低いため工事中に割ってしまったりするケースもありますので、塗装による施工を行う際には事前に強度や縁切りの方法を確認したり、十分な屋根足場を組んだりと注意が必要です。 画像左:縁切りせずに塗装したアーバニーグラッサに発生した膨れ 画像右:劣化が進行したパミールすでに屋根材に重度の劣化が認められる場合には塗装以外の選択をおすすめします。この場合、塗装を行ったとしても屋根材の割れや剥がれが進行する可能性があるため、もし塗装を希望する場合には、そのような事例があることを理解したうえで依頼することになります。 スレート屋根の塗り替え以外のメンテナンス方法は? 先に述べたような塗装をおすすめしない屋根材や、劣化が進み塗り替えができない場合には葺き替えやカバー工法(重ね葺き)という選択肢があります。 葺き替えとは 葺き替えとは、既存の屋根材を撤去して新しい屋根材に替える作業のことです。 既存屋根の撤去や処分に費用が発生し、撤去後に下地板(野地板)から修繕していくので工期も時間がかかりますが、細かい部分まで修繕できることや、これまでより軽い屋根材を選ぶことで耐震性を向上させることができます。 カバー工法とは カバー工法とは、既存屋根の上に軽量な屋根を被せる工事方法です。 葺き替えと比べると、屋根の撤去や処分の費用がかからないため予算を抑えられ、工期も短く済ませることができますが、既存屋根の上に被せるため屋根が重くなり、葺き替えと比較すると耐震性は低くなります。 カバー工法は、下地板(野地板)が腐食などで劣化が進んでいる場合には行えませんので、その場合には葺き替えを選択することになります。 おわりに スレート屋根のメンテナンス方法や注意点について解説しました。 屋根はお住まいにおいて非常に重要な箇所でありながら、ご自身で点検やメンテナンスを行うことが難しい部分です。 また、先に挙げたようなノンアスベスト移行時期の屋根材が使われてる場合、葺き替えやカバー工法などの選択肢も考える必要も出てきます。 化粧スレートのメンテナンスをお考えでしたら、現状を見極め最適な提案ができる施工業者にお願いすることをおすすめします。   工場・倉庫の塗装提案 ハウスメイク牛久は大型物件に定評がありとても親切な料金システムで担当者様から喜ばれています。アパート経営のオーナー様も一度工事をお願いしたら次も必ずというほど信頼されています。 お問い合わせはこちら↓↓↓ 無料見積り・無料診断の依頼はこちら 屋根のドローン点検などのお申込みもどうぞこちらから、もちろん無料で行うことができます。 ショールーム紹介はこちら 土浦市最大級!ショールームオープン! 屋根材、塗料の見本など豊富にそろっております。コロナ対策もバッチリです。 土浦市の施工事例はこちら 土浦市の外壁塗装&屋根工事なら、 土浦市で数少ない自社職人在籍のハウスメイク牛久にお任せください! 土浦市で創業32年、累計施工実績6,000件以上!HPで施工事例を公開中! お得な塗装メニューはこちら 塗料の詳細はこちら 多重ラジカル制御形無機塗料 職人・スタッフ紹介はこちら 無料見積り・無料診断の依頼はこちら  

続きはこちら