クリヤー塗料について
こんにちはハウスメイク牛久 土浦店の斉藤です。今回はクリヤー塗装に焦点をあてました。
近年、外壁は意匠性の高い窯業系サイディングが主流になりつつあります。
多彩調なデザインになっているので再塗装時に単色（１色塗り）で塗装してしまってはイメージが変わってしまいます。
そういいったケースに使用する透明な樹脂塗料をクリヤー塗料と言います。クリヤー塗料で塗装するタイミングは早めが望ましいと思います。既存の外壁が色抜けでムラが出てしまっているとクリヤー塗料を塗っても色ムラは残ってしまいます。
カラーリング（色を付ける塗装）する場合の塗装であれば下塗り材を１工程、主となる塗料を２工程で合計３回塗りが基本となります。クリヤー塗装は下塗り材を使わず主材を２回重ねて仕上げる仕様になっています。３回塗ると透明感がなくなったり、液だれしたりします。質の高いクリヤー塗料を選ぶことをお勧めします。
耐久性・機能性の高いクリヤー塗料
第１位
プレマテックス：CRYSTAL COAT（クリスタルコート）２液弱溶剤形UVカット無機クリヤー塗料
難密着性サイディングにも抜群の密着力。サイディングの意匠を損なわずに長期的に守る「クリスタルコート」幅広い下地に対応し塗装ができます。
適応下地：意匠系サイディング・光触媒サイディング・フッ素焼付金属サイディング・磁器質タイル・無機系塗膜など
クロスカット試験にてクリスタルコートの密着性の高さが証明されています。他社製品では光触媒系サイディングボート、金属サイディング塗装不可ということが明記されています。
第２位
日本ペイント：UVプロテクトクリヤーシリーズ（※光触媒系サイディングボードには適応してません）
UVプロテクトクリヤー 高意匠サイディングボード用セラミック系外壁保護クリヤー（２液弱溶剤）
UVプロテクト４Fクリヤー 高意匠サイディングボード用フッ素系外壁保護クリヤー（２液弱溶剤）
第３位
SK化研工業：プレミアムUVクリヤーシリーズ（高意匠性サイディング保護工法）※光触媒の表面コーティングが塗装されているサイディング板、金属サイディングには適用できません。
プレミアムUVクリヤーF（超低汚染弱溶剤形特殊フッ素樹脂クリヤー塗料）
プレミアムUVクリヤーSI（超低汚染弱溶剤形アクリルシリコン樹脂クリヤー塗料）
下地に影響されるクリヤー塗装は、現場調査時、施工前確認を必ず行いましょう。
１.サイディング柄の確認
基本、高意匠性の多彩調、石積調、多色柄のデザインサイディングの樹脂クリヤー改修工法です。サイディングの基材が、単色サイディング（タイル目地仕上げを含む）の改修では塗装むらを生じる可能性がありますので、使用を避けてください。
２.サイディング下地の劣化程度の確認
吸い込みむら：予め試験施工もしくは散水を行い、目視にて吸い込みむら等の仕上がり性の確認を行い、明らかに塗装むらが生じる場合は、塗装を避けて下さい。
付着性の確認：事前にプレミアムUVクリヤーシリーズを部分的に塗布し、テーピング試験により付着性の確認を行って下さい。また材料が入手できない場合は、サイディング基材表面にセロハンテープを貼り、テーピング試験を行い、サイディングの保護層が著しく剥離する場合は、塗装を避けてください。
土日は営業しております。定休日は基本、月曜日と第一の火曜日、木曜日（月に２回程度）となっています。
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