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紫外線に強く色褪せしない外壁塗装の選び方|最新の耐久性と美観を保つテクニック

色選び豆知識塗装知識 2024.02.25 (Sun) 更新

こんにちは、ハウスメイク牛久です。

今回は、お客様が質問が多い屋根・外壁塗装の色についてお話をしていきます。

色に変質は紫外線の影響が主な要因

外壁の色が変わってしまうのは、見た目だけでなく、防水効果にも影響します。

その色の変質の原因は、紫外線によるものです

外壁は紫外線のエネルギーをずっと受けているので、劣化して色が変わってしまいます

色を作っている顔料の原子が紫外線のエネルギーで壊れてしまい、色のバランスが崩れて色が変わってしまいます。

そのため、南側の日が当たるところだけ色が変わっていると感じる方はこの紫外線の影響が大きいと思われます。

紫外線で色を作っている原子のつながりが切れると、もとの色に戻せなくなり、色が変わってしまいます。

色を作っている原子には、光に強いものと弱いものがあるのでこの後説明いたします。

化学変化による塗料の変質

金属の素材は酸化などで劣化しやすく色も変わりやすいです

鉄は錆びて赤っぽくなったり、黒くなったりします。

素材が変わるのは酸素や水や日光などが影響しています。

色が変わるのも、素材自体が変質しているからです。

色あせしやすい色ランキング

1位. 赤

2位. 黄

3位. 緑

最も色あせしやすいのは3原色の赤と黄と緑です。

色あせしにくい色ランキング

1位. 白

2位. 黒

3位. 青

外壁塗装の際、現場で色を作るということは殆どありません。

色を検討するうえで、色あせしやすい原色に近いものは避けるべきです。

ハウスメイク牛久でも、破風板を茶系で塗るケースが多いですが、茶系の中でも09-20D、07-20H(日本塗料工業会)などは赤色を含む色なので時間が経つと色あせの可能性が高いので避けるようにしています。

日本ペイント関西ペイントなどがよく知られる塗料メーカーですが、色によっても仕入れ単価が違ってきます。

淡い色(淡彩色)、中くらいの色(中彩色)、濃いめの色(濃彩色)に分類してます。

カタログの色で下段にある濃い色は価格が高めです。

屋根塗装で色を決定するうえで、色によって耐候性が違います。

ハウスメイク牛久ではROOF COLORS(屋根色見本)耐候性強化色をお勧めしています。

溶剤塗料で10色、水性塗料で11色のラインアップです。

ご相談いただけましたらご希望の色についてより詳しくご説明いたします。

お気軽にハウスメイク牛久にお問い合わせください。

紫外線劣化に強い塗料

メーカーで紫外線劣化に耐久性を持っているラインアップを紹介します。

日本ペイントで紫外線に強い塗料

日本ペイントではパーフェクトトップシリーズを出しています。

このシリーズはラジカル制御形で紫外線による劣化が最小限に抑えることができる塗料です。

  • ニッペパーフェクトフィーラー
  • パーフェクトサーフ
  • パーフェクトプライマー
  • ファインパーフェクトシーラー

外装では下記部位に塗布します。
◯モルタル面 ◯窯業系サイディングボード ◯コンクリート面 ◯ALCパネル面 ◯附帯金属面 ◯FRP ◯木部 ◯亜鉛メッキ ◯アルミ ◯無機やフッ素下地の高意匠サイディングボード 

関西ペイントで紫外線に強い塗料

関西ペイントでは ダイナミックトップのシリーズにハルスハイリッチと称する紫外線劣化しにくい塗料を出しています。

 

ハウスメイク牛久お勧めのラジカル制御形塗料

最近ではラジカル制御形の塗料の普及率が非常に高くなってきています。

ハウスメイク牛久ではラジカル制御形の中で高性能のプレマテックス製の塗料を使うことが多いです。

プレマテックス製のケイセラⅡ・グラステージEXTRA  COLOR/FLEX  COLORはともに多重ラジカルコントロール技術により超耐久性と色あせが起きにくい構造になっています。

※ラジカルとは・・・塗料の顔料に含まれる酸化チタン(白顔料)が紫外線や酸素、水などに接触することで発生する劣化因子のことです。人の肌や塗料の樹脂のような有機質を破壊し外壁の塗膜劣化の原因になっています。グラステージは耐候性に特化した多重ラジカル制御形酸化チタンを採用し従来品を凌ぐ超耐候性を実現しました。

※多重ラジカル制御形酸化チタン(多重構造白顔料)・・・アルミニウム、ケイ素、有機物で処理されており、自動車や重防食等の極めて高い耐候性が求められる分野で使用されています。グラステージシリーズはラジカル制御効果に大きく貢献するSi層、AI層の処理方法を見直した新しい処理法により、既存のラジカル制御形酸化チタンをはるかに凌ぐ耐候性に最も特価した酸化チタンを採用しました。

※超促進耐候性試験(スーパーUV)とは一定の時間照射実験し耐久性をみきるものとして使われます。40時間で1年を表すといわれる。約20年で光沢保持率が80%を下回らないので、メーカーでは18~20年の期待耐久年数とうたっています。

相見積もりで塗料を比較する方法

各業者がそれぞれの塗料特販店になっていたり、推奨塗料が違うため相見積もりの際に塗料を揃えることは難しいです。

例えばA社がシリコンセラミック系 B社がフッソ系 C社が無機塗料系で相見積もりになっています。

お客様はどう判断し決定しますか? 

A社の場合は水性かどうか、メーカーはどこかが重要です。

B社は1液なのか、2液なのか無機フッ素なのかを確認することが大事です。

C社は、シリコン系無機とフッ素系無機があります。

双方ではかなり材料費に差が出ますので注意してください。

シリコン系無機でも多重ラジカルの機能があることでフッ素を凌ぐ性能があるものがあります。

それぞれの材料㎡単価を比較できるよう営業に突っ込みを入れてみてください。

塗り手間は職人の技量で、各社同じではありません。

業者側でも、3年しか経験のない職方と15年以上経験ある職方へ同じ賃金は払いません。

安く積算できるということは手間と材料が安いという判断が正しいです。

また、業者の利幅にも違いはあります。

A社は個人事業主で利幅が少ない

B社は支店が20店もあるような会社で利幅が大きい

C社は地域密着型の外装専門店で標準的な利幅で行っている。

以上トータル的に判断し、営業さんとの相性や、工事内容説明に正当性を感じる会社を見つけ、決定しましょう。

それまでは何度交渉しても構わないと思います。

お互いに交渉を重ねることで解ってくるものもあると思います。

施主様の要望が最善の形に変えられるよう、ハウスメイク牛久の営業マンは今日も奮闘しています。

外壁の色について迷ったらハウスメイク牛久にお気軽にお問い合わせください。