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窯業系サイディングボード  土浦市塗装専門店 ハウスメイク牛久

塗装工事全般お知らせ 2022.02.20 (Sun) 更新

ハウスメイク牛久土浦店 SAIZO(ペンネーム的なものです)です。本日も土浦市の塗装相談をはじめ、石岡市、かすみがうら市、阿見町、つくば市、牛久市、つくばみらい市にわたる広範囲を営業さんは走り回っています。昨日もお問合せ3件ありがとうございました。(土浦市で塗装工事、つくば市、龍ヶ崎市)本日は雨ふりで日曜日なので職人さんはお休みです。普段は寒い中、全力で工事にあたってくれています。素敵なお客さまと、良い職人に囲まれハウスメイク牛久は幸わせでございます。

 

窯業系サイディングボード

昨今は、新築時の外壁仕上げが、モルタル仕上げより窯業系サイディングボードにかたよってきました。左官職人も激減しました。窯業系サイディングボードも質感がかなり上がってきています。窯業系サイディングとはセメントと繊維質原料、砂や砂利の代わりになる混和材を入れ製造されています。繊維質原料で変形に対する強度を持たせ、混和剤を配合することで軽量化を図っているようです。

窯業系サイディングは日本産業規格(JIS A5422 2019)に規定されています。セメント質原料、繊維質原料、および混和剤からなる混合原料を成形、養生硬化し、防火性能に優れ、強くてしなやかな板状の外壁材です。種類として厚さ14㎜~26㎜  長さ3030㎜、1820㎜が主流  幅450㎜、910㎜、1000㎜が主流  表面塗装はアクリル系、シリコン系、フッ素系、無機系、現場塗装品などがあります。製造メーカーはニチハ・KMEWで9割のシェア―となっています。耐候性の良い製品に力をいれておりますので、ボードの表面の仕上がり、状態によっては再塗装の際に注意が必要です。(塗着性の問題)

外壁塗装の相談時に、建築図面にメーカーや製品名の記載がありますので伝えていただけると助かります。仕上げがフッ素系樹脂、無機系樹脂、難付着性ボードの場合など、下地材に密着性の高いものを使わないと塗膜剥離に繋がってしまうことがあります。

下記写真は窯業系サイディングの張り方の違い。木胴縁による施工が比較的多いです。胴縁の間隔が正確でないと胴縁のないところに釘打ちしてしまう。そのことで先々釘が効かず反ってしまう要因になる。金物工法であれば表面に釘痕など見えないという利点がある。また、金物がサイディングの重さに耐えられず下がってきてしまうなどの弊害もあるようです。近年の高意匠性のサイディング施工においては、金物工法が増えてきました。コーナーも専用部材を使うことが多いです。

現在でも釘打ち工法で行われているケースは多いです。写真を見ていただいておわかりのように、竪の木胴縁はきれいに直線でせこうされています。現場で確認すると釘の打ち方があまりにも適当で胴縁に止めが聞いていないケースが間々見られます。釘頭がくりぬけてしまって雨水が侵入してしまっているケースもあります。

金物を固定して引っかけて施工するタイプは見た目も良くすっきりしています。欠点は振動などで金物が動いてしまいボードが外れてしまうことがあります。施工費としては金物止めのほうがコストアップとなります

・最近現場でよく見かける高意匠性サイディング 高意匠性タイプが主流になってきています。塗装時はクリヤー塗装、又はWトーン工法塗装をおすすめしています。

・窯業系サイディングの進化  塗装の変色・褐色にたいして30年保証の製品もあります。継ぎ目が目立たないシーリングレス タイル柄など意匠性も抜群に上がってきています。現場塗装品が多かった頃は、色あせも激しく、雨が降ると雨水がしみ込んでいる様子がよく見られました。最近では、表面を保護するために定期的に塗装を施すことで、いつまでも綺麗でいられることもあって窯業系サイディングは新築の主流になっています。

 ここでニチハの動画紹介します。シーリング

 

窯業系サイディングボードの劣化

釘を起点にしてボードに亀裂がはしっている状態。塗膜だけでは補修ならない。コーキングをすりこむか、樹脂モルタルをすりこみ隙間を埋めて下地を整えて塗装。釘の廻りに隙間を生じることで水が浸入する。コーキング部部が毛細管状にひび割れし、バックアップ材が見えている状態。コーキングの打ち替え必要。塗膜が紫外線により粉上になり(チョーキング)雨が降るたびに流され、色が抜けてしまった状態。塗装工事の目的は、こういった状況を修繕対処することが大事である。塗装の目的「美観の維持と防水」。ただ塗るだけでは美観も維持できないし、防水(水の侵入口塞ぎ、塗膜で水を弾かせる)強化もできない。

 

 

サイディングボードの塗り替え

 今日は塗替えの一案として2社の塗料を紹介します。

・エスケー化研株式会社 

エスケープレミアムシリコン 超耐候形水性ハイブリッドシリコン樹脂塗料 

エスケープレミアムNADシリコン 超耐候形一液NAD特殊シリコン樹脂塗料

 

エスケープレミアムシリコン

1.メンテナンスコストがお得 トリプルガード効果により、紫外線(UV)や水等の劣化要因から建物を保護します。また、その塗膜は長持ちするため、メンテナンスサイクルの長期化に貢献し、塗り替え回数の軽減に寄与します。

 従来の盆汎用塗料は紫外線、酸素、水などの影響で塗膜の中に劣化因子(ラジカル)が発生し、結合剤として使用される樹脂の結合が破戒され、塗膜劣化の原因となっています。その劣化因子を発生、増加させる原因の一つが顔料として一般的に使用される無機酸化物です。この無機酸化物は通常表面処理を施されており、ラジカルの発生を抑制していますが、エスケープレミアムシリコンではその表面を①高気密無機シールド層②高気密有機シールド層でダブルガードすることにより、その発生をさらに抑制します。また、③超耐候形特殊ハイブリッドシリコン樹脂は劣化因子を補足し、塗膜の劣化の進行を抑制。長期的な保護効果を示し、塗膜の耐候性を向上させます。この3つのトリプルガード効果により住まいを長期に亘り守ります。

2.汚れに強い塗料 ◎低汚染・防カビ・防藻性 緻密なハイブリッドシリコン樹脂の架橋塗膜は汚れを定着しにくくします。また特殊設計により、長期に亘ってカビなどの微生物汚染を防ぎます。

3.つやつやした仕上がり 超微粒エマルションからなる滑らかな塗膜は従来の水性塗料と比べ、艶が高く抜群の仕上がり性を提供します。特に、戸建てサイディングの塗り替えでは、「水性SDサーフエポプレミアム/マイルドSDサーフエポプレミアム」を下塗として使用。相乗効果により、優れた仕上がりを発揮します。また、艶を抑えた仕上がりには、エスケープレミアムシリコン半艶、3分艶、艶消しをお選びになるとよいです。

上記記載に有効な下り塗材 

水性SDサーフエポプレミアム:水性SDサーフエポプレミアムは、独自のコア・シェル技術により合成した水性反応硬化形特殊エポキシ樹脂を用いることで、強靭な塗膜と旧塗膜への付着性を高めた一液水性の微弾性サーフェーサーです。シーラーを用いた工法に比べ、抜群の隠ペイ性、かぶり性があり、サイディングの吸い込みむらを防止し、美しい仕上げを提供します。

マイルドSDサーフエポプレミアム: マイルドSDサーフエポプレミアムは特殊変成エポキシ樹脂をベースとした一液弱溶剤形の微弾性サーフェーサーです。より劣化が進んだサイディング板等に対し、可溶型ポリマーが浸透し、硬化することで優れた補強効果を発揮します。

 

・株式会社プレマテックス

KEICERAⅡ(ケイセラⅡ)2液弱溶剤形無機変性樹脂塗料  

 太古より私たち人類の進化に不可欠だった「ケイ素」。無機世界を率いる「ケイ素」有機世界を率いる「炭素」自然界で互いが結合した化合物は存在しない。無機と有機の理想的なバランス。無機と有機の配合率を追求 これまで培ってきた無機塗料の開発技術を活かし、無機成分と有機成分の配合率を追求しました。理想的な無機成分の配合率とバランスのとれた無機と有機のハイブリッド技術により、フッ素樹脂にも劣らない超耐候性次世代型無機塗料の開発に成功しました。それがKEICERAⅡ(ケイセラⅡ)です。

 

1.超耐候性  ガラスと同じ珪石(石英)を原料とする合成樹脂を採用し超耐候性を実現。耐久年数目安15~18年

2.超低汚染性  高レベルの親水性制御技術により外壁に付着した汚染物質を雨水が流し落とす。いつまでもキレイ

3.速乾性  乾燥が早くスムーズに施工が行えることにより工事へのお客様負担が軽減。

4.高付着性  特殊技術による高い塗着率と隠ペイ性で驚くほどの美しい仕上がり。下塗り材にシリコン浸透シーラーEX使用。

5.防藻・防カビ性  美観や健康を損なう可能性のある藻やカビの発生をシャットアウト。

6.弾性  KⅡ弾性を使用することで割れやすいシーリング上部にも施工可。

 

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