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またまたつくば市、土浦市、牛久市に悪質業者! 屋根に注意!

塗装工事全般塗装の豆知識 2022.05.01 (Sun) 更新

こんにちは、ハウスメイク牛久土浦店WEB担当のSAIZOです。

4月5月の天候は気持ちよく晴れる日もある反面、突然空が暗くなり荒れ模様に急変することも良くあります。雨の降り方もまるで台風を思わせるような強い雨も降ります。仕事柄、雨が強く降ると現場のことが気になったりします。足場に張ってある飛散防止ネットを捲り上げておけばよかったとか、作業途中で塗った塗料が流れたりしていないかとか心配はつきません。

屋根の相談が突然増えています。8割は訪問した悪質業者による指摘によるものです。昨日も牛久市内の方が見に来てくれということで伺いました。ガルバニウム鋼板の天然石をちりばめたタイプの屋根にリフォームされた方でした。そのメンテナンス不要に近い状態の屋根に難癖をつけたようです。釘をあらかじめ持っていたのでしょう。「外れてしまってもう手入れしないと大変だからすぐ塗装しないと・・・」強引に取り付けた契約。僕らがドローンを持って点検にいってみると、釘打ちでなく、ビス止め。塗装は不要であり、塗装したから直る、よくなるという詐欺的なトークでお客様をだますのです。しかも塗装工事で150万円(屋根のみ)。この業者は前回、痴呆症にかかっているおばあちゃんをだまして、契約した翌日に足場もかけないで洗浄を行い、次の日に一日で工事を終わらせた業者です。今後のためにオブラートに包んで会社名は伏せますが、埼玉県浦和市の業者です。所在も調べるとあるかどうかも判断できません。電話してもほとんど出ないそうです。クーリングオフを嫌って電話をとらないのでしょう。本当に悪質です。

屋根は御自身で確認しにくい部位なのでそこを狙ってきますから十分注意して下さい。

今日は屋根の塗装時の「縁切り」についての話です。

 

雨漏りの原因に!スレート屋根には欠かせない「縁切り」とは?

近年、日本の多くの住宅の屋根材として採用されている「化粧スレート」。名称はメーカーによって違っていますが、一般的には「コロニアル」、「カラーベスト」などと呼ばれているものです。和瓦などに比べ軽量で施工しやすく、コストパフォーマンスに優れた屋根材です。このタイプで形状にもよりますが、塗装メンテナンスをする際「縁切り」という作業が非常に重要になってきます。この作業を省いてしまうと雨水の排水が正常に行われず、屋根の寿命を大きく縮めてしまいます。水が溜まりやすくなってしまうのです。今回は、そんな重要な作業である「縁切り」について詳しく解説していきたいと思います。

スレート屋根とは

化粧スレート(スレート瓦)は近年の日本の住宅で最も普及している屋根材で、カラーベストやコロニアルといった商品名で呼ばれる事もあります。このタイプは製造初期から2006年前後まではアスベストが含有しており、規制がかかりその後はノンアスベストタイプ(含有量に制限のかかったもの)のスレート瓦になっています。化粧スレートの大きな特徴は、安価で耐熱性や耐震性といった機能性に優れているという点です。他の屋根材に比べると定期的な塗装メンテナスが必要になります。メンテナンスの必要性は素材に水を吸わせないように維持して長持ちさせることが主なる目的です。美観維持という目的もあります。

「縁切り」とは

スレート屋根の塗装において最も重要な工程が「縁切り」になります。スレート瓦は横の継ぎ目から雨水が入り込みます。又は棟の下場から入り込むこともあります。スレート屋根を塗装すると、屋根材の重なり部分を塗装したことで塞いでしまうと、入り込んだ雨水を逃がすことができなくなってしまうのです。かさなり部分がべたっとくっついて隙間がないような状態になってしまうのです。塗膜で埋まってしまった隙間を皮スキと呼ばれる工具やカッターで切り離し、隙間を作る作業を縁切りと言います。

縁切りの役割

縁切りの説明を読んで、「屋根材の隙間が埋まったままの方が雨水を防げるのではないか」と思った方もいるのではないでしょうか。この「隙間」こそが、スレート屋根を雨水から守る重要な役割を果たします。
縁切りの役割は主に3つあります。

1. 雨漏りを防ぐ

縁切りの最も重要な役割は、雨漏りを防ぐことにあります。防水紙と瓦の間に水をためない事です。防水紙は完全ではありません。当然止めしめするために釘穴や、防水紙を固定するときのタッカー止めの針穴などがあります。通常、屋根に降り注いだ雨水はスレート屋根の隙間を抜けて外に排出される仕組みになっています。しかし、隙間が埋まってしまうと雨水を排出できずに屋根内部に溜まってしまい、いずれ雨漏りの原因となってしまいます。

2. 内部結露を防ぐ

縁切りには内部結露のを防ぐ役割もあります。近年の高気密高断熱住宅では、室内と屋外が遮断されることで高い断熱性が実現し、外からの熱が伝わりにくくなります。夏は暑い外気を遮って冷房の涼しさを保ち、冬は冷たい外気を遮り暖房の効果を保ちます。非常にメリットの多い住宅構造ですが、デメリットもあります。それが内部結露です。結露は建物の内側と外側の気温差が大きく生じたときに発生します。屋根の場合、建物内の暖かい空気は上昇し屋根裏が暖かくなりやすく、建物の外側は外気で夜は冷たくなりやすいので、その温度差により結露が発生します。

3. 屋根下地材の劣化を防ぐ

雨や結露によって屋根内部に溜まった水は、断熱材や木材を腐食させる大きな原因となってしまいます。屋根下地材が劣化することで雨漏りをはじめ、様々な被害が発生するようになるのです。

従来の縁切り工法の問題を解決した「タスペーサー」

縁切りはスレート屋根の住宅を長持ちさせるためには非常に重要な作業ですが、従来は屋根材の隙間に埋まった塗料を人の手でひとつずつ切り離していく非常に手間のかかる作業でした。この手間のかかる作業の問題を解決したのが、セイム社の発売するタスペーサーです。下塗りが終わったあとに屋根材の隙間にタスペーサーを差し込むことで、必要な隙間を確保することができます。工具での縁切りを不要にし作業効率を大幅に向上させたタスペーサーは、現在では縁切り作業のスタンダードとなっています。

画像出典:株式会社セイム

縁切りやタスペーサーが不要な場合もある

タスペーサーは、条件によっては使用できない(必要がない)場合もあります。経年劣化により屋根材が反り隙間が大きくなっている場合です。屋根材の隙間が4mm以上ある場合は、タスペーサーを差し込んでも抜け落ちてしまうので使用することができません。このような場合は塗料で隙間が埋まる可能性も低いため、通常の縁切りの必要もないかと思いますが、屋根材自体が寿命を迎えている可能性もありますので、塗装前に劣化診断をされることをおすすめします。また屋根の勾配が急なスレート屋根は、水分が流れていきやすく水はけがよいので、こちらも縁切りの必要はないでしょう。

おわりに

住宅にとって屋根は、雨風や日差しから住まいを守り、快適な暮らしを可能にする重要な部分です。

縁切りの必要性やその役割などをきちんと説明できる業者を選び、後悔しない屋根塗装を実現させましょう。

 

 

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